「植物オイル美容を始めよう!」あなたに知っておいて欲しいオイル美容の秘密。
2月15日発売
「からだにいいこと」特集掲載!!
年末に取材、撮影を受けた「はじめての植物オイル美容」について2ページ見開き掲載となりました。
気づけばこうして大きく掲載されるのは初めてだなぁ、とうれしい気持ちでいっぱいです。私もまだまだですね!頑張ります。
今回は「無印にあるオイルで初めてのオイル美容を提案したい」ということで、ご指定のオイルでいろんな使い方をご紹介致しましたので是非、ご覧くださいね。
「植物オイル美容」って何?
雑誌には掲載できなかったこともたくさんありましたのでこちらに再記していこうと思います。
すぐに始められる「植物オイル美容」とは?そもそも、植物オイルってなんでしょう?植物油とは植物に含まれる脂質を抽出・精製した油脂・油で植物油脂とも呼ばれます。
常温における状態で液体のものを植物油、固体のものを植物脂と分類することもあります。さらに、植物を圧搾して採るオイルを「圧搾油」といい、アーモンドオイルやマカデミアナッツオイルなどがあります。種子系のオイルは、だいたいこちら。
「浸出油」は
植物オイル(液体=植物油)+
ドライハーブを漬け込んで
油性成分を取り出した油のこと。5月に発売予定の「Botany」は
有機植物油と
自然栽培植物油性エキスを
約50%含む贅沢なオイルとなります。
オーガニックコスメでよく使用されるのは低温圧搾法、つまり40度以下でゆっくり圧搾し。熱を加えすぎないことで油の劣化を防ぐ抽出方法を用いります。ゴールドプレス製法といいます。
さらにいいオイルを追求すると、そこから精製をせずに、未精製のままで製品化されていると、より高い栄養価や他種の脂肪酸を皮膚から得ることができますね。
たまにお客様から「大手化粧品メーカーでオリーブオイルを買った。オリーブ以外何も入ってなかったの。これはオーガニックと何が違うの?」と聞かれます。
まず、色味を見てくださいね。「無色透明」でしょう?
オリーブオイルは本来濃い緑色をしています。(色の無い栄養素もあります)未精製のオイルには様々なフィトケミカル(抗酸化成分)や脂肪酸、ビタミンなどの栄養素を含むのです。これを「精製」してしまうとオイルの効能の大半を失ってしまうわけです。
もし本当に良いオイルが使いたいなら有機✖️低温圧搾✖️未精製です。
ただ、なかなか見つけれらないのも現実。
無印のオイルは無色透明ですがこれは「完全精製油=ピュアオイル」となります。反対に、未精製のワイルドなオリーブオイルは真緑色をしていますし、ホホバオイルやマカデミアナッツオイルは真っ黄色ローズヒップオイルも淡い黄色をしており同じオイルとは思えない独特な匂いがあったりしますね。
たしかに、精製油は未精製に比べると栄養価は劣りますが、アレルギーの危険が低く、安全性が高く、劣化も遅く、安価になり誰でも、どこでも、買えるメリットはあるんですよね!だから、何がいいとか、わるいとか私には言う権利はない。「みんな違って、みんないいのです。」
未精製オイルの魅力
ちなみに未精製✖️低温圧搾(もはや手絞り)のアルガンオイルを弊社でも販売していますが、日焼け止め効果や日光アレルギー防御効果まであります。ただ、60mlで6600円。
4-5ヶ月は持ちますが、これを高い、買いにくいと取るなら、精製された高温圧搾のオイルも時には、いいかもしれませんね。例えば、ボディ大半の経皮吸収率が悪い部分には安価で量が買える精製済みのオイルを保湿などに使用して、フェイシャルやデリゲートな箇所の経皮吸収率が高い部分、つまり粘膜がある箇所の保湿には未精製、コールドプレスな有機オイルを使うのは良いかもしれません。個人の価値観で、製品の良し悪しは決められません。
今企画している「Botany」botanical remedy oil seriesは全て有機オイル✖️低温圧搾油✖️未精製のコメヌカオイルとホホバオイルを使用し、顔に使えるように刺激軽減のため精油は0.3-0.5%以下に賦香率を抑え、尚且つ100mlサイズという大容量のためお風呂場で顔から足の先まで塗って欲しいそんな想いで、制作中です。
ということで、使う人の環境や肌によってベストは異なることを覚えておくといいでしょう。むやみやたらに、優劣は付けません。それぞれ違うのです。
初めて使うなら、まずは「保湿」に。
初めて植物オイルを手に取ったあなたにトライして欲しいのは「手元にある美容液や保湿剤を植物オイルに変えてみて」ということから。
美容液には濃厚な訴求成分が含まれますが、中には皮膚バリア機能を壊すような成分や、美白作用が強過ぎる医薬成分もあり「効きすぎる」リスクがあったり。保湿剤も、ワセリンやミネラルオイル=石油系が多く、乳化しているとさらに皮膚負担の高い石油系合成乳化剤が肌に密着しすぎたりしてあまり良い状態とは言えません。まずはシンプルな化粧水をたっぷり塗って植物オイルをいつもの美容液の代わりに2-3滴塗ってみてね。すーっと浸透する気持ちいい感覚は、たまらない。
もし水分が入りにくい!と感じるならターンオーバーが遅れて角質肥厚が起きているかも!そんな方は、先にオイルを1-2滴塗ってから化粧水→オイル少しと馴染ませてみてね。
独立支援型のオーガニックトリートメントスクールCOTTON HOUSE 新テキストより抜粋(製本中)
最後に、皮膚の乳化と類似した「大豆レシチン乳化」した乳液を使うと、角質層の中で乳化して水分と油分がエマルジョン。分離しにくい状態を保持することで日中のテカリや、かさつきを改善できるよ!
– 大豆乳化系コスメはこちら –
次に挑戦して欲しいのは「植物オイルクレンジング」
植物オイルクレンジングとは植物オイルの油分でメイクの油分や酸化した皮脂を浮かせ、その後に、天然の界面活性剤である石鹸で表面だけをサッと洗い大切な皮脂を残して洗い流す方法のこと。
自分の皮脂は「最高の美容液」です。
コットンで拭き取る方法もありますが、油剤は水分では拭き取り切れないことがあるため、摩擦も心配ですし、個人的に普段使いにはお勧めしていません。ポイントメイクなどであれば、仕方ないですが顔全体を洗うなら、ふわっと卵を洗うように産毛洗いを石鹸でしていただき「つっぱり、さっぱり洗顔をやめる」ことを私は皮膚の健康のためにも推奨したい。やっぱり、良質な分泌皮脂は残したいんです。
おでこのように皮脂分泌量がある箇所は、皮膚バリアも強く「シミやニキビの跡がない」のです。どんなにシミが多い人でもおでこはシミがないのですよ。見てみてね。
さてら植物オイルクレンジングにはこんなアイテムがございます。
これらの植物オイルでメイクを浮かせる場合、最も大切なポイントは「石油系合成ポリマーやシリコンウォータープルーフ系の下地やファンデーション、ポイントメイクは落ちませんよ」ってこと!
それって何?どうやって見極めるの?と、思いますよね。落ちにくいメイクアップやハリの出るクリームや乳液に実はたっぷり使用されております・・・なので、それらのメイクアップを使用してクレンジングだけを植物オイルに変えても実は意味がない上に肌に酸化した石油系油剤が残ってしまい逆効果なんですね。一番わかりやすいのは「オーガニックメイクアップ」系からポイントメイクやベースメイクを選ぶこと。石鹸で落とせるタイプなら、比較的浮かせやすい。
まずは、百貨店や薬局のコスメは卒業することに尽きます。まぁ、これが一番難しいのですが、、、
メチコン 合成ポリマー・シリコン
ジメチコン 合成ポリマー・シリコン
コポリマー 合成ポリマー・シリコン
これらのカタカナを見つけたら「あ、これは水でも油でも流れないやつだ!」と思ってくださいね。「染料」を使用したポイントメイクにも気をつけて。
石油系合成ポリマーは、肌を密閉する?
合成ポリマーは本来、肌の水分を閉じ込めるフタの役割を持ちます。『化粧水で水分を与えたら、油分でフタ』はあり得ないので、間違えないように。肌に付ける程度のオイルで水分を閉じ込めることはほぼ不可能です。
自然と乳化できる健康肌ならまだしも年齢を重ねた肌では、角質層の中で擬似乳化をサポートしない限り「水分をキープする=保湿」はできないのです。(だからこそ、大豆レシチンは重要なの!)
肌に付けるオイルのほとんどには『ワックスエステル』が含まれません。乳液や保湿クリームに含まれる石油系合成ポリマーはこのワックスエステルの代わり…と考え使われているのでしょう。肌に密着し、しっかりとフタの役割を果たしてくれます。
合成ポリマーは毛穴をふさぐから肌に悪いという人がいますが、化粧品やシャンプーに配合される程度の量で毛穴がふさがりません。つまり、ポリマーやシリコンが毛穴を完全に塞いだら皮膚呼吸が出来ません。そんな危険なものを、厚生省が認可しますか?天然のポリマー成分には分子量の大きいヒアルロン酸などもありますが合成ポリマーほどの力は持ちません。
でも、私から言わせるとそこまで「蓋をする」ことにメリットを感じないので、やはり石油系合成ポリマーの被膜力や水にも油にも溶けない性質はあまりにも歪で、肌には塗りたいとは思えません。
そんな時に役に立つ【蓋代わり】 になるのはホホバオイルです。ワックスエステルが主成分です。このワックスエステルというのはヒトの皮脂にも含まれます。皮脂が肌を守ってくれるのは油分以上にこのワックスエステルの働きが大きいということです。ホホバオイル、オイルと名がついていますが、実際のところこれはオイルではなく液体のロウなので【植物オイル】ではないのです。ミツロウもワックスエステルで出来ています。しかしいろんな成分を混ぜることで、ホホバオイルのワックスエステルでは『フタの効果』が低下します。
ミツロウはフタになるほどの量だと固くなります。クリームというよりはバーム。テクスチャーとしては、リップクリームのようになります。ちょっと使いにくくなるので私は結局オイルで馴染ませてしまい蓋の効果は落ちますが、使いやすさも大切です。
植物オイルだけでなく蓋変わりの「ロウ」を活用することでより保湿をしてくれるってこと。ちょっとだけ、覚えておいてね。
ただ、ホホバオイルは浸透性が高いわけでは無いのと「植物オイル美容では欠かせない有益な脂肪酸の数々」をほぼ含まないため、インナードライの方がホホバオイルだけで保湿しても内側が潤わずに、乾燥を感じる人が多い。そんな時は植物オイルを先に塗ってから重ねること。
その方法は書籍でも提案して肌トラブル別に、レシピ化していきます。
最後のステージへ「日焼け止めの代わり」に使ってみる
はい、コレが本題。もう質問が多すぎて多すぎて。実は「からだにいいこと」掲載直後、今朝のメールに86件連絡が来ており、その大半40件が「日焼け止め効果」についての問い合わせでございました。笑
みんな、気になってるんですね!!
大反響で、ありがたいです。植物オイルには確かに日焼け止め効果が存在します。その効果発揮する濃度はさておき、天然の油脂には紫外線の強い環境下でも耐えられるようなそんな「抗酸化作用」や「紫外線耐久効果」を持つことが多く、より南国、暑い国のオイルにはその特徴が見られます。
例えば、サンケアスキンセラムのメイン成分である、この黄色の「サジーオイル」や「ヨーロッパキイチゴ種子油」など。コメヌカオイルやシアオイルにも紫外線吸収作用があったりと様々な効能が
日常紫外線のダメージから肌を守ります。
最近注目している「タマヌオイル」にもこれらの効果を持ち合わせるため今度沖縄に出張に行く際にはタマヌボディオイルを多用してみますね!
ただ、石油系合成の紫外線吸収剤日焼け止め=跳ね返して分解!のようなそんな効果を天然オイルに期待してはなりません。それらの効果とは、全く別物。
天然オイルの紫外線耐久効果は抗酸化や抗炎症や抗糖化作用から成り、あくまでも「日焼けのダメージを受けにくい肌を事前に作る」。そして「ダメージを受けた肌を早く鎮静し重症化させない、シミやシワを防ぐ」ことに効果を発揮してくれます。
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「サンケアスキンオイル」のリニューアル品が「サンケアスキンセラム」となります
私、明日から「サンケアスキンセラム・アロールートフェイスパウダー」との新しい旅路が始まる!
私、サンケアスキンオイルは「日焼け止め化粧品」ではなく「日焼けケア美容液」です。
私、肌の水分量が基準値以上!〈素肌を育てるサンケアスキンオイル〉を赤道直下で使用した結果は?
私、【サンケアスキンオイル/1500本完売記念】オーガニックサンケア理論 「炎症が起きる前にできることとは?」
私、〈日焼け対策に冬の保湿+抗酸化必須!〉オーガニックサンケア理論とは?【サンケアスキンオイル1000本完売間近!完全保存版】
私、サンケアスキンオイルは「塗り直し必要?朝晩塗った方がいいの?」こんな質問に答えます。
なので、レジャーなどでは市販の日焼け止めを塗るのは別に悪いことではないですね。紫外線吸収剤を含むSPF入りの化粧品を毎日使うのは、危険かも。落とし残しの酸化の危険性や石油系合成界面活性剤を落とすための皮膚刺激の強いクレンジング剤のダメージが「日焼けするダメージ」よりも上回ってしまうことが多いので私は、植物オイルの日焼け予防効果を活用してサンケアスキンセラムの開発を行っているわけです。
TPOを考えて天然植物と石油合成を使い分けてください。
ということで、「植物オイル美容」についてはもっともっと詳しく語りたい!ので
5月19日頃発売予定の「料理をするように美しい素肌は作れるということ」
そして【Botany】botanical remedy oil を手にとってくださいませ。
私のこだわり過ぎた想いをどうぞ全身で受け止めてください。笑
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これからも応援よろしくお願い申し上げます。
坂田まこと