「誰一人として取り残されない社会へ」コットンハウススクールが生まれた理由とその物語を綴ります。

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「私もセラピストになってみたい」
だけど・・・

 

「ただ、習ってみたい。興味があるけど、私にできるか分からない。皆さんみたいに独立を目指していないのに入学してもいいですか?」そんな風にご相談いただくことが多いです。

私の答えは、もちろんです。

 

 

私は開業率No.1のスクールを作りたい訳ではありません。

少しでもエシカルなオーガニックエステが全国に増えて欲しい。少しでも日本のエシカルなオーガニックコスメが全国に知られて欲しい。少しでも女性一人一人に自分だけができる「手に職」で自信を持って生きていってほしい。

それは過去に私が苦しんだ「社会での居場所を作る」ために始まったのが、スクールの原点だからです。

 

「あなたの手本になりたい」

 

 

私はこの独立支援型のオーガニックセラピストスクール「コットンハウス」「パートナーシップメンバー」の学びの場を2年半前に立ち上げ年末に丸3年を迎えようとしています。

当時は小さな自宅サロンで始まり、生徒さんのたった一言「私もまことさんみたいになりたい。」から始まったスクール。当時も今も私は、セラピストとしてナンバーワンなんかじゃありませんでした。

でも、オーガニックに対する想いやお客様に向き合う気持ちはオンリーワンのセラピストだと、そう信じています。お母さんになって社会での働く居場所に疑問を抱き沢山の悔しさを経験してふと、思ったんです。

「私が意識を変えなかったら周りは何にも変わらないな。」って。だから私は、この言葉を掲げるようになった。

 

 

「わたし維新」

 

環境が変えられなくてもわたし自ら維新すること生き方を変えていこうね、ってこと。

これをコンセプトに一般社団法人日本オーガニックビューティセラピスト協会思い立ってから、たった2週間で立ち上げて【一家にひとりセラピスト支援】として、誰でも女性ならセラピストとして活躍できるよう手に職をつけよう、と支援の輪を広げていきました。

全ては10代で親になり働く居場所も、自分の存在意義も失いかけていた「過去の自分」「大丈夫、あなたは間違ってなんかない。子どもが生まれても、結婚しても離婚しても、病気になっても私たちは必要とされるし誰かを救うことができるよ。」と。そう・・・過去の私に、エールを送りたかったから。

 

 

 

美容という立派な「療法」

 

女性は毎日、自分の素肌を整えて自分なりの「おしゃれ」をする。それは、自分のためだけに覚えた美容という、立派な美容療法の一つ。それで、自信を持て心が潤い、笑顔になって、前を向ける

単純かもしれないけど男性には分からないかもしれないけど、肌や爪か髪が綺麗なだけで女性は自分のことをちょっぴり好きになれる、そんな存在。

私は20歳で酷いアトピーに悩み仕事に行くことが出来なくなった。肌が荒れるだけ、で仕事に行けなくなるほど自分を見失うなんて私は、その弱さを知らなかった。自分ですら私が何故そこまで落ち込んでいたのか分からないくらいに気づけば「素肌」は自分の内面を映す鏡のようだった。

 

セラピストの世界に、未経験で飛び込んだ

 

それから私は、セラピストの世界に未経験で飛び込んだ。2ヶ月間、給与は無かった。それでも私は、この世界で生きていく!と2歳の娘を抱えて毎日必死にお客様と向き合った。

いつしかお客様に触れる手を「あったかい、柔らかい、気持ちがいい」褒めていただけるようになった。子育てに自信がなくていつも悔やんでいた私に「あなたはすごいのよ!」お客様が、そっと、教えてくれた。

私は、気がついたの。子どもが生まれて、肌が荒れて、仕事を無くして家族も友達も会えなくなったけど私は全てを失ったわけじゃない。ここからどう生きるかは、私次第だってこと。

この肌だからこそお母さんだからこそ「あなたの手本でありたい」そう、自信に繋がる種を蒔くことにした。

 

 

ORGANIC MOTHER LIFEという
娘に宛てたブログ

 

そこで生まれたORGANIC MOTHER LIFE という娘に宛てたブログわたしの人生を後に劇的に変えていくなんて当時は思ってもいなかったんだよ。

毎日私を頼って相談をしてくれお客様のためにブログを書いた。毎日家で待たせている娘のためにブログを書いた。オーガニックのことだけじゃない。辛かったこと。感じたこと。幸せなこと。前向きになれたこと。なんでも書いて「私」の考えを7年書き続けた。

いつの間にかブログを通じて沢山のお客様がサロンにご予約を下さるようになった。いつの間にかブログを通じて沢山のお客様が私に肌の相談をしてくれるようになった。

「必要とされる喜び」私は誰かのためになれるんだ、と震えた瞬間。未経験で飛び込んだセラピストという世界で確かな居場所を見つけることが出来た瞬間この手で人を癒すことができるなら私はこの仕事で生きて行こう、ってそう決めた瞬間

全ての自信も勇気も心の底から湧き上がるものだけではない。時には、周りの人たちがそう、「お客様」が教えてくれるのです。

いつしかそのお客様の中から「生徒さん」が生まれた。そして、私たちは共に学び共に働く「仲間」になりました。

 

 

私はそうやってセラピストとして、早七年間。短いようで長い時間をお客様と一緒に成長することができたんです。コットンハウスが生まれた時「誰でも女性なら、セラピストになれるよ」そう伝え続けた。

私と比べないでいいんだよ、と。あなたらしくていいんだよ、と。

私は私の「セラピストとしての生き方」があります。

あなたにはあなたの「セラピストとしての生き方」があります。

 

 

 

セラピストは
大切な誰かのための「療法人」です。

 

美容だけに精通するに必要もありません。あなたの得意としたい事をその手に詰め込んでください。最初はいつも少しだけ不安そうだけど、トリートメントを始めると楽しくなっていくものです。

勇気を持ってここに踏み込んでくれた仲間たちに感謝。あとは、私たちも日々成長して確かな力になれるように頑張るだけ。

 

 

・・・そんな初心を思い出させてくれる月に一度の座学研修は昨日開催されました。貴重な土曜日というお休みに参加してくださったみなさん、本当にありがとうございます。

また来月もお会いできますのを心より楽しみにしております!

 

 

 

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Makoto Sakata

一般社団法人 日本オーガニック ビューティセラピスト協会 代表理事 ORGANIC MOTHER LIFE サロンオーナー オーガニックビューティセラピスト...

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