【BOTANICAL LIST】ベニバナの美容効果 / SAFFLOWER by.ORGANIC MOTHER LIFE
– 調整系 –
「紅花」
■SAFFLOWER EXTRACT
紅花は、キク科・ベニバナ属に分類される一年草もしくは多年草です。エジプトや地中海沿岸が原産と考えられており、シルクロードを経由して奈良時代に日本へと渡ってきました。花から採取した染料や、種からとった紅花油(サフラワー油)、花を乾燥させて漢方薬と、以前は私たちの身の回りの様々なものに利用されていました。特に、日本では染料として山形県などで盛んに栽培されていましたが、中国産の安価な紅花の輸入や、化学的に作られた染料にとってかわられたことで、日本国内では現在、わずかな数しか作られていません。
草丈は60~120cmほどに生長し、縁にトゲのある葉っぱを互い違いにつけます。花は、ポンポンのような黄色い花を上向きに咲かせます。見た目はアザミに似ており、咲き進むにつれて黄色からオレンジ色、紅色へと花色が変化することが特徴です。
■SAFFLOWER HISTORY…
紅花の原産地は不明ですが,紅花の栽培はインドやエジプトなどで数千年前から行われていました。エジプトでは紀元前2500年のミイラの着衣から紅花の色素が認められ,その頃には既に紅花の利用も始まっていたようです。
中国では3世紀には既に栽培されており,伝来に関しては漢代に僧・張騫が中央アジアからもたらしたという伝承があります。東南アジアなどにもかなり早い時期に伝来していたようです。日本にはおそらく中国から,6世紀頃には伝来しています。(→日本への伝来)
ヨーロッパやアメリカにはこれよりかなり遅れて伝来しました。こちらでは主に油料作物として栽培されたようです。 20世紀以降,化学染料の登場で染料作物としての生産は衰退しましたが,油料作物としては現在でもアメリカやオーストラリアなどで大規模な栽培が続けられています。
紅花の花弁に含まれる色素には、水に溶けるサフロールイエロー’黄色)と水に溶けないカルタミン(紅色)があり共に染料に用いられます。
純度の高いカルタミンを口紅としてぬれば、唇の荒れを防いで血行を良くし、紅で染めた布を肌につけると体が温まるというので腹巻・たび・ゆもじ等に使用しました。 冷え性の婦人に薬効があるというので、花を陰干しにして煎じて飲んだりしました。
紅花の種子からは血管壁についたコレステロールを除く働きを持ち、高血圧予防に効果 があるとされているリノール酸を含むサフラワー油がとれます。サラダ油・天ぷら油マーガリン等の食用油として使われています。紅花の色素を使用した菓子や麺類なども開発されており、今後、多方面 への利用にも期待が持てます。
若い茎葉は野菜となり、花は生花やドライフラワーとして使われます。
■ SAFFLOWER [調整系]
◎血流改善作用
◎美白作用
◎女性ホルモンバランスケア作用
◎保湿作用ビタミンE:活性酸素を取り除く抗酸化作用を持ちます。細胞の健康維持を助ける栄養素として、体内の脂質を酸化から守ることから、若返りのビタミンと呼ばれています。
オメガ6(リノール酸):カラダの組織が正常に機能する上で欠かせません。不足すると、成長阻害や皮膚障害が生じることがあります。
オレイン酸:オレイン酸もスクワレンも皮脂に含まれている成分なので、お肌に自然な保湿バランスをつくりだすことができるのです。 また、オレイン酸には皮膚を柔らかくする作用もあるため、角質のごわつきや小じわなどを改善するという、美容に嬉しい効果も期待できます。
紅花は漢方的に活血・通経・駆お血といった血流を促す効果、滞りを改善する効果に優れ、生理痛やPMSの不調、更年期症状の軽減に用いられることがあります。また、身近な症状としては血行を促すことにより、冷えの改善にも効果を発揮します。
さらに中国では脳血栓や冠状動脈閉塞の治療に効果をあげているというほど、期待が高まっている植物です。
最近では日本の企業研究で、ベニバナ種子に特有のポリフェノール成分に“血管年齢”改善効果があるとの報告もあります。
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