【BOTANICAL LIST】オオバコの美容効果 / plantainby.ORGANIC MOTHER LIFE
-活性系 –
「オオバコ」
■PLANTAIN EXTRACT
子供の頃、引っ張り合あってどちらが切れないか勝負して遊んだものがオオバコです。
オオバコ科の植物で別名を車前草(シャゼンソウ)といいます。水を吸収すると、糊のような粘液がでて、動物の足や人間の靴を介して種子が運ばれ、野草、空き地、路傍、登山道など人が多く歩く場所に自生しています。踏みつけられても生命力が強いため、世界各国に広く分布しています。日本のオオバコは高さ10~15cmで卵形の葉を持っています。花の咲く時期は4~9月です。
古くから民間薬として使用されており、全草を煎じて服用すれば白内障や夜盲症、目の充血に良いとされています。現在でものどの痛みや咳を鎮める効果があることから、茎や葉をお茶などにして飲用されています。また、経口薬で下剤として使用され、痔や裂肛、肛門手術後の便を軟らかくするために使用されます。
そして、皮膚に塗って腫れ物の塗り薬にする人もいます。食品業界では一部の冷凍デザートに増粘剤や安定剤として使用されています。
■PLANTAIN HISTORY…
オオバコ属植物と人との関わりは古く、古代ローマ時代、大プリニウス(23−79)は多くの病気にオオバコの利用を勧めています。一方、大プリニウスとディオスコリデス(40頃 − 90頃) がヘビやサソリの咬傷などに勧めた2種のオオバコはセイヨウオオバコと Plantago lagopus L.であるという説があります。
ペルシャ伝統医学では、「冷」と「乾」の 性質をもち、炎症や出血を抑える効果があるとしています。カルペパー(1616 − 54)もまた、「冷」と「乾」の性質があり、特に傷用ハーブとして皮膚炎や火傷、咬傷のほか、歯痛、頭痛などに根や葉を外用、また、腸疾患治療や止血、鎮咳に葉や根、種子を内服するとし、内服には葉より根や種子の効果が大きいとしています。
アーユルヴェーダでは、isabgolと呼ばれるインドオオバコの乾燥種子または種皮の煎剤を下痢止めや鎮痛に用いるほか、種子を便秘や胃炎に内服あるいは皮膚軟化湿布として外用します。
現代においても、世界中に分布するさまざまなオオバコ属植物が、民間療法として、傷や皮膚疾患、呼吸器疾患、消化器疾患、循環器疾患、感染症など、治療や鎮痛などに用いられるほか、イタリア野菜のエルバステラ(Plantago coronopus L.)に代表されるように、野菜としても食されています。
近年では、セイヨウオオバコの葉を中心に、創傷治癒や腫瘍成長抑制、抗潰瘍、抗炎症、抗菌、抗ウイルス、抗侵害受容、抗酸化、抗がん、抗糖尿病、免疫賦活、肝保護などの作用に関する研究が進んでいます。
日本でも古くから鎮咳や解熱、貧血改善などに薬用とされてきました。
■PLANTAIN BEAUTY [活性系]
◎粘膜保護、分泌促進作用
◎抗酸化作用
◎整腸作用
◎血中コレステロール低減作用
オオバコにアウクビンという成分が含まれており、粘膜の保護や分泌促進作用があります。プタンタギニンとの相乗効果で呼吸器粘膜の保護・強化の効果も期待できます。プランタギニンとアウクビンは特に種子に豊富に含まれています。
また、抗酸化作用のあるポリフェノールのタンニンは、活性酸素を除去してくれます。
種の殻は水分を吸収して大きな塊を形成します。便秘の人は、この塊が腸の動きを刺激します。その一方で、下痢の人に対しては腸の動きをゆっくりにし、便通の回数を減らすことができます。
また、この塊はコレステロールが体内に再吸収される量を減らすことができます。口から摂取すると、軽度から中等度の高コレステロールの人のコレステロール値を低下させます。種皮または種子を食品に加えるか、サプリメントでとる方法があります。
血糖値に対する最大の効果は、食品に混ぜたり、食品と一緒に摂取したりするときに発揮されます。血糖値を下げるだけでなく、種子殻はコレステロール値が高い糖尿病の人のコレステロールを下げる効果もあります。
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