【BOTANICAL LIST】エゴマの美容効果 / perilla by.ORGANIC MOTHER LIFE
– 活性系 –
「エゴマ」
■PERILLA EXTRACT
エゴマ(荏胡麻)は東アジア原産のシソ科の植物で、ゴマという名前を冠していますが、香味野菜のシソの同種です。エゴマの葉はシソの葉によく似た形をしており、種は絞られエゴマ油として、また葉は食用として用いられます。茎の高さは約1mにもなり、横断面は四角形で、シソに似ていますが、シソよりも少し大きい葉をしています。茎葉には白い毛があり、秋に茎頂と葉腋から多数の花を穂状に咲かせます。
エゴマの種子から得られる油は「エゴマ油」、「ペリーラオイル」、「エノ油」などの名称で呼ばれています。エゴマ油には、αリノレン酸が多く含まれており、生活習慣病の予防やアレルギーの予防に良いといわれています。αリノレン酸は、スムーズな血液の循環に働きかけるエイコサペンタエン酸(EPA)や健やかな脳神経の働きをサポートするドコサヘキサエン酸(DHA)に体内で変化します。
エゴマの葉には、カルシウムや鉄といったミネラルが多く含まれ、さらにβ-カロテンやビタミンCも含まれています。
■PERILLA HISTORY…
歴史は古く、日本では縄文時代から食べられてきたといわれており、日本最古の作物のひとつとして日本の農耕文化に歴史を刻んでいます。長野県諏訪市にある荒神山遺跡からは、エゴマの種子の塊が出土されています。
エゴマの搾油が始まったのは、平安時代初期だといわれています。種子は35~40%もの油性成分を含むため、食用のほかにも油紙や提灯などに塗布油として用いられてきました。また、灯火以外にも、和紙に防水のためにエゴマ油を塗付し、雨傘や雨合羽などの雨具に活用されていました。
菜種油が全国的に広がる江戸時代後期までの約800年間はエゴマ油が広く用いられました。非常に安価なエゴマが海外から輸入されるようになると、栽培者が急激に減少し、自家用での栽培が各地に残るのみになりました。1990年代には、現代人に不足しがちなαリノレン酸やカルシウム、ビタミンなどを豊富に含むエゴマ油は食用油として家庭に普及していきました。
エゴマは「ジュウネン、ジュウ、ジュウネ」「アブラ、アブラツブ、ツブアブラ、アブラギ、アブラエ」「イ、イゴマ、イクサ、エグサ」、「エコ、エゴ」、「シロジソ」、「オオエノミ」など地方によって呼び名が異なります。また、古来より食されており、貴重な脂肪の供給源として用いられてきました。
エゴマの「ゴマ」は、種子がゴマの実に似ていることから、また、「エ」は油をとるということから「え(得)」に由来して名づけられたと考えられています。漢字の「荏(ジン・ニン)」は、種を柔らかく包み込んだ植物という意味で用いられています。
■PERILLA BEAUTY [活性系]
◎皮膚軟化作用
◎鎮静作用
◎肌の修復作用
◎血中コレステロール低下作用
エゴマオイルは、直接肌に使用する場合は、すこし癖があるので、他のオイルとブレンドして使用する方が使いやすいですが、さらっとしていて浸透力があります。皮膚を柔らかくしたり、保湿をしてくれます。足りない栄養素を補ってくれ、若々しい肌を保ちます。また、傷などの治癒も促します。
そして、エゴマオイルに大量に含まれるα-リノレン酸は、アトピーやアレルギーにも有効です。現在の私たちの食生活は、リノール酸を摂りすぎてしまう傾向があります。リノール酸を摂りすぎると、体内で一部の物質が生成されすぎて、それが炎症を引き起こし、アトピーやアレルギーに繋がってしまいます。そのリノール酸からの変換を抑えるには、α-リノレン酸が必須になります。そのため、α-リノレン酸を十分に摂取することは、アトピーやアレルギーといった炎症系の症状を抑えるのに有効です。
そして、認知症にいいと一時期話題になりました。これはオメガ3系のα-リノレン酸が、他のオイルに比べて大量に含まれているからです。α-リノレン酸は体内で変換されていき、DHAを生成します。DHAには多くの効能がありますが、その中の一部は脳の機能に作用します。それが認知症やアルツハイマー病などの脳に関わる疾患の予防につながると言われています。
また、α-リノレン酸は、血中の脂肪やコレステロールの値を下げる働きがあります。それは動脈硬化、心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞などの脳血管疾患のリスクを軽減することにつながります。
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