【Episode.2】Maison de Naturopathie「EXTRACT」の魅力。あなたの肌に寄り添う植物エキスの選び方。
植物エキスの本当のところを語ります
植物エキスとは、多種多様な有効成分を含んでおり、水やエタノールやBGなどの溶媒(物質を溶かす液体)で抽出して得られます。つまり、すでに何か他の溶剤に浸されて薄まっているんですね。
それが1%~の割合で、様々なオーガニックコスメに使用され「成分表記」では『エキス』と表記されます。
化粧品の成分表に、例えば5種のエキスが使用されていたとして、全て「1%濃度」なら印象が良い順にメーカーが自由に並べることができます。たくさん植物エキスが入っているコスメも実は全て「1%濃度」などということもあります。決して効果が薄いわけではないのですが、すでに薄まっているものをさらに薄めていくわけなので当然「即効性」は落ちていきます。
だだ一方の意見では植物エキスは、1%濃度以下であっても研究結果に基づいて、単体または複数の植物エキスを組み合わせ相加効果または相乗効果を得ることができます。また一方では、効果があるかのようにプロモーションされながらも効果が期待できないほど微量配合であることもあります・・・
つまり、どれだけメーカーが正直に語るかが本当に「全て」なんですよね。
お客様には、絶対に知られない。ユーザー側では植物エキスの濃度と効果の関係を推し量ることはできないため、この不明点はそのままユーザーに対する販売メーカーのポリシーや哲学に直結しユーザーは販売メーカーのメッセージを信頼することで成り立っているのです。
植物エキスは本当に肌に効果があるのか
植物エキスの化粧品配合量が多くても、約1%と聞くと少ないと感じるかもしれませんし、専門家の中には「成分は角質層までしか浸透しないのでコンディショニング以上の効果はほとんどない」という見方をされる方も。。
では、本当に1%という数字は少ないのかというとそんなことはなく・・・また角質層までしか浸透していないのかというと、これも正しい知識ではありません。
体感的にわかりやすい例として、ショウキョウエキス(ショウガ根エキス)をあげてみます。
ショウキョウエキスの代表的な作用のひとつに「血行促進作用」があります。1%未満のショウキョウエキスを配合した化粧水でも多くの方が血行促進作用によるゆるやかな体温の上昇を感じると思います。
皮膚の血管は角質層のさらに下の真皮層にあり、血行促進によって体温のゆるやかな上昇を感じた場合は明らかにエキスの効果が「真皮」まで及んでいると認められ、実際に化粧品成分のヒト試験においても真皮まで到達しているデータも少なくありません。
植物の美容効能はまだまだ科学の方が「追いついていない」この方がほとんどです。
通常、製品の濃度は独自の技術やコンセプトとも関わるため明らかにされることは少ないですが、植物エキスは「精油のような高濃度の原液」ではないため、皮膚に塗っても、安全性の高いものが多くまた効果・作用だけでなく植物にまつわるストーリーやイメージを製品に付加したり、ユニークな植物を配合することでオリジナリティをより際立たせることも。
「植物エキス」とは?
植物の部位(葉・花・芽・根・根皮・茎・樹皮・果実・果皮・種子・種皮・子実・全草など)
採取地、抽出溶媒、精製法などによって含有成分の種類や量が異なり、含有成分の種類や量が異なることで作用・効果の種類や強さも異なります。
例えば、
■水溶性・・・ハーブティやタンチュメール
(基材=植物を水やグリセリンに浸す)
■油溶性・・・インフューズドオイル
(基材=植物を油剤に浸す)
■油・水溶性・・・チンキ
(基材=アルコールを油剤に浸す)
など・・・
「Maison de Naturopathie」は「油溶性植物エキス50%」となります。
中には「真空抽出」などを独自に採用している珍しい工場もあります。
続く・・・
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