【BOTANICAL LIST】タマネギの美容効果 / ONION by.ORGANIC MOTHER LIFE
– 抗酸化系 –
「タマネギ」
■ONION EXTRACT
たまねぎはユリ科ネギ属の多年草で、葉が球形や卵形となった鱗茎(りんけい)の部分が食用とされています。鱗茎とは、たまねぎの短い茎の周囲に生じた多数の葉が養分を貯えて成長とともに厚みを増し、重なり合って球形になったものです。この部分は一枚ずつ剥がすことができ、魚の鱗(うろこ)に似ているため、鱗葉(りんよう)とも呼ばれています。
たまねぎの原産地は中央アジアであり、英名であるonionは、ラテン語で真珠を意味するunioが語源であるとされています。たまねぎの薬効が広く認められ、真珠のように神秘的なパワーを持つと信じられていたためだといわれています。また、学名のcepaはラテン語でたまねぎを意味しています。
そして、たまねぎ特有の香りと辛みの成分であるアリシンが豊富に含まれています。アリシンにはビタミンB₁の吸収を高めたり、血液をサラサラにしたりする働きがあるといわれ、疲労回復や動脈硬化の予防に効果的であると期待されています。
■ONION HISTORY…
たまねぎはシュメール人によって、約6000年前にはすでに栽培が行われていたと考えられています。紀元前3000年頃には古代エジプトでも食用とされており、古代ギリシャや古代ローマでも栽培が行われていました。たまねぎがヨーロッパ全域に広まったのは16世紀頃で、栽培が始まったのは17世紀になってからだといわれています。17世紀にはアメリカへ、19世紀には中国へ伝播したと伝えられています。
日本へは江戸時代に長崎県に伝わってきました。スウェーデンの植物学者であるツンベルクが記した「江戸参府随行記(1775年)」には、たまねぎが長崎県で栽培されていると書かれています。しかし、たまねぎの本格的な栽培は明治時代以降に、北海道と関西で始められたといわれています。現在では全国的に栽培されており、だいこん、キャベツに次ぐ第3位の野菜の収穫量を誇っています
■ONION BEAUTY [抗酸化系]
◎疲労回復作用
◎血流改善作用
◎抗酸化作用
◎コラーゲン生成作用
たまねぎには、美肌やアンチエイジングを目指す女性にとって嬉しい栄養成分が含まれています。代表的な成分として「硫化アリル(アリシン)」と「ケルセチン」の2つの成分が挙げられるのですが、美容維持に欠かせない重要な役割を果たしています。
たまねぎ特有の辛みと香りはこの「硫化アリル(別名アリシン)」という成分によって引き起こされます。血液凝固を防いで、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす作用があるのです。この血液をサラサラにする効果は広く知られています。また、高脂血症や糖尿病などの生活習慣病やがんを防ぐとされています。
このようにたまねぎには健康維持のイメージが強いと思いますが、実は血液の流れを良くすることは美肌にも効果があるのです。
まず、血流が悪くなると顔色が悪くなり、くすみや目の下のクマの原因になります。さらに、血行不良で必要な酸素や栄養素がうまく行き渡らなくなると肌のターンオーバーが乱れます。
ターンオーバーが乱れると肌のシミやしわ、たるみを引き起こしてしまうだけでなく、肌の水分や老廃物の循環が悪くなるので、セルライトやむくみも生じてしまいます。
このように、健やかな肌の維持には血液の流れが大きく関係しているのです。色素成分である「ケルセチン」は「ポリフェノール」の一種です。「ポリフェノール」は赤ワインで有名ですが、強い抗酸化作用があることで知られています。
偏った食生活やストレス、睡眠不足などで活性酸素が生じます。過剰な活性酸素は老化を早めてしまうのですが、この「ケルセチン」は活性酸素の発生を抑えてくれる働きがあります。
さらに皮膚のバリア機能が向上するので、日焼けなどの紫外線ダメージから肌を守る作用もあります。
「ケルセチン」は特に紫たまねぎに多く含まれているので、より効果を得たい方は紫たまねぎを選んでみるのも良いでしょう。
また、本体の白い部分よりも皮の部分に「ケルセチン」が含まれていて、その含有量は本体の20倍とも言われています。加えてビタミンCの生成を促す効果もあるので、肌のコラーゲンの生成が高まり、ニキビ跡の改善に期待ができます。
皮はオリーブオイルで炒めてスープにしたり、小さく刻んでカレーライスに入れると食べやすいです。最近ではたまねぎの皮茶や粉末が販売されているので手軽に摂取できます。
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