【BOTANICAL LIST】柚子種子の美容効果 / YUZU SEEDS by.ORGANIC MOTHER LIFE
– 活性系 –
「柚子種子」
■YUZU SEEDS EXTRACT
ユズは、ホンユ、イズ、イノス、ユノスとよばれることもあります。ミカン科ミカン属に属し、原産地は中国です。ユズは、カンキツ類の中では病害虫に強く、耐寒性も強いので、比較的生育しやすく、中国の南西域や北方中央域に広く分布しています。原産地では、野生しているといわれていますが、原生林は知られておらず、くるみ、柿、ザクロなどの生育している地域の庭先で栽培されています。
現在、日本のユズ出荷量の7割強を占めているのは、高知県と徳島県です。これらの地域には、樹齢15～35年生の園地が多くみられます。
収穫は、10月中旬～11月下旬頃に行われます。成熟したユズの果実は鮮やかな黄色です。表面には強いしわがあり、皮は分厚く、内部に大型で白色の種子を7～8個含んでいます。ユズの用途は、生果としてよりも、食酢としてのジュースとしての利用の方が多くなっています。
ユズ種子は、化粧品や漢方薬、サプリメントとして利用されています。ユズ種子の表面のぬめりは、水溶性食物繊維の一種であるペクチンで、血糖値の上昇抑制効果やコレステロール値の上昇を抑える効果があります。
ユズ油は、ユズの種子から抽出されます。主に果実が利用された後に残る部分を使います。種子1kgあたり、100mgのオイルしか取れません。
また、ユズの香りのもととなる精油成分は主にリモネンです。リモネンには血行促進作用やリラックスの効果があることが分かっています。
■YUZU SEEDS HISTORY…
日本には、ユズは奈良時代に北京方面から朝鮮半島を経て、少なくとも唐代以前の古くに伝来したといわれています。
古くから薬用として、また調味料として、ユズの持つ独特な香りと酸味は人々に広く愛用されてきました。多くは屋敷の周りや畑の畦に実生のユズが植えられました。
ユズは、古来季節の嗜好品として広く親しまれてきました。
柚子から飲料、嗜好品に使用する果汁を搾汁した残渣は大量廃棄されていました。特に種子は強い苦味を伴うため、一部伝承的な漢方材料として用いられていたに過ぎなかったのです。
近年、この苦味成分が柑橘系植物に特有なリモノイドであることが判明し、このリモノイドに関し、種々の報告がなされています。リモノイドには抗酸化作用、抗炎症作用及び抗アレルギー作用、美肌効果があることが確認されています。そのため、細菌やウイルス等が原因のニキビや肌荒れの緩和が期待できます。また、柚子油に多く含まれるリノール酸は、肌の再生を助けターンオーバーを早めたり、炎症を抑える効果があるので、トラブル肌に効果的です。
■YUZU SEEDS BEAUTY [活性系]
◎メラニン生成抑制作用
◎ターンオーバ促進作用
◎アンチエイジング作用
◎保湿作用
メラニンの生成を抑制する効果が確認されています。この研究ではユズ種子油にメラニンを合成する酵素の一つである「チロシナーゼの活性を阻害する効果」があることも分かり「シミの予防美容」に役立つことが証明されています。毎日0.5ミリリットルずつ4週間にわたり塗布したところチロシナーゼの活性度が半減したと言います。
またアトピー性皮膚炎の抑制効果があります。
そして、線維芽細胞の増殖を促進し皮膚細胞の増殖を促進します。つまり、ハリやシワにも効果を示します。
皮膚ターンオーバー促進作用も認められています。
そして、とても高い抗酸化作用が認められています。その抗酸化力は、同じ柑橘系のオイルであるグレープフルーツシードオイルと比べて2倍となります。そのため肌に利用することでアンチエイジングの効果が期待できます。
また、ユズ種子に多く含まれる脂肪酸の一つに、オレイン酸があります。オレイン酸は皮脂にも含まれている脂肪酸なので、皮膚によく馴染み、保湿をしてくれます。
髪にも利用されることがよくあります。ダメージのある髪に有効で、ツヤとハリを与えてくれます。また、紫外線や熱からのダメージから守ってくれる働きもあります。
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